語学教室オンラインレッスンを実施して

2学期の終わりから休講となった語学教室は3学期に入って間もなく、2回目の緊急事態宣言発出となり、休講を余儀なくされる状況となりました。それまでも休講期間があった ので、またか…と、講師もスタッフも落胆の色を隠せませんでしたが、今回は時流に乗り、オンラインレッスンに切り替えよう、ということに決まりました。まずはZoomアカウントの増設やスタッフが使えるように練習するなど準備に取り掛かりました。そして1月18日からいよいよオンラインレッスンがスタートしました。  
受講生の中にはZoom使用経験者もいらっしゃいましたが、ほとんどの方が初心者だったため、スタート直後はビデオが映らない、声が聞こえない、などのトラブルがありました。 しかし回を重ねるにつれて操作に慣れていき、最初は上手くつながるか不安だとおっしゃっていた方から、「思ったより簡単!」との感想が聞け、更には毎回背景を変えたりと、オンラインレッスンならではの楽しみ方が広がっていきました。  
小学生クラスはご家族がお子様のレッスンの様子を見ることができるのもメリットのひとつでした。一方、対面での授業とは異なり、表情や雰囲気などがわかりづらいため、どれだけ講師の話やレッスンの内容を理解しているのか読み取りにくい、というデメリットもありましたが、画面に映し出される笑顔、聴こえてくる子どもたちの声から、それは杞憂に過ぎないと気づきました。
コロナ禍で生活スタイルも変化し、人との関わりが少なくなりましたが、オンラインが普及したおかげですぐに会えない人と顔を見て話す事ができ、イベントやセミナー、ミーティング、語学教室もオンラインで実施することができました。一方で受講生の方からは対面授業の再開を待ち望む声が多く聞かれました。今後もオンラインを活用する時が来るかもしれませんが、オンラインは手段のひとつとして、状況によって使い分けができればいいなと思いました。また、今回の経験から、これまで普通にしてきた「人が集まる」ことの価値と意味がわかったような気がしました。