コミュニティ通訳ボランティアスキルアップ研修

2月19日(金) @オンライン

今回は多言語コミュニティ通訳ネットワークを立ち上げ、コミュニティ通訳研究を長年されている飯田奈美子さんに通訳をする上で必要な知識としての「通訳倫理」についてお話し頂きました。
 通訳倫理とは、通訳を実践する上でどの様に対応すべきかの根拠となるものです。守秘義務や言葉の正確性は勿論 ですが、自身の能力を超えている場合や他機関へ繋ぐ際の連携方法など迷った時の判断をする上で大変重要になるものです。通訳は依頼者(外国籍市民)と病院の医師や行政の担当者との会話の橋渡しを行うだけでなく、双方の文化的背景をも理解しながらお互いの信頼関係を構築していく役割もあります。SIFAのボランティア通訳には外国籍の方も多く、同胞である依頼者の心情が良く分かるが故に判断に苦しむ事があるそうです。
 研修を終え、参加者からは「通訳倫理に照らし合わせることで今後の対応や自分の判断に自信が持てそうだ。」との 感想を多く頂きました。現場へ一人で赴くことが多いボランティアの皆さんへの指針となる研修になりました。