外国人のための生活の漢字教室

文化庁「生活者としての外国人」のための日本語教育事業

外国人のための生活の漢字教室

9月14日(土)~

生活の漢字教室が始まって3ケ月程が過ぎました。外国人学習者と支援に携わるボランティアの方に教室での様子をうかがいました。

 

学習者:加藤寿々子さん(タイ出身)

 

ボランティアの方が優しいです。大学で中国語を勉強していたので文字を見て何となく意味はわかりますが読むのが難しいです。最近よく見かけるのは「禁止」です。ボランティアの方が例を挙げて使い方を教えてくれました。以前は漢字を見かけても意識することは無かったですが、漢字教室で習った字を覚えて、それを街中で見つけた時は嬉しいです。もっと勉強したい気持ちになります。何より嬉しいのは新しい友達が出来たことです。

 

ボランティア:戸川佳歩さん

「2~3年日本に住んでいても周囲に知り合いがいない」 と学習者から聞いた時、とても驚きました。その人たちがこの漢字教室を通じて友達ができ、人との繋がりが生まれていくのを見て嬉しく思っています。  

教室では学習者の顔を見ながら難しそうにしている時は横について説明をしたり、白板に大きく漢字を書いたりルビをつけるなど回を重ねる毎に工夫をするようになりました。学習者が理解できない時、同郷の学習者が母語で教え合ったりする場面もあります。皆とても熱心なので毎回のテーマ選びや、学習者が飽きない様にどうやって魅力ある時間とするかが悩みどころです。しかしボランティアの仲間は年齢層が広く、持っている経験や知識も様々で、ある漢字の説明をする言葉や内容の深さに助けられ自分も一緒に学ばせてもらっています。

私はボランティアの立場ではあるけれども、単に教えるのではなく相手の事を知り、もっと自然に会話が出来るような教室にしたいなと思っています。

 

Posted on 2019.12.25 in 事業レポート