多文化共生セミナー 多文化な日本を知る
第1回「日本で働く私たちのホンネ」 @ラコルタ
留学生として来日して15年、大手産業機械メーカーに勤務して9年目 という、ウズベキスタン出身のイブラキモブ ショハルフベックさんにお話をいただきました。入社当時、日本の企業風土を理解できず理不尽さを感じて苦労した経験や外国人であるだけで差別され能力を認められなかった経験、悩みを相談しても否定的なアドバイスを受けることが多いので相談できる場がない後輩外国人への思いなど、非常に興味深い内容で参加者から終始たくさんの質問が飛び交いました。
外国人が日本企業で働くために重要なことは、日本語をマスターすることはもちろん、日本人特有の建前と本音、曖昧な話し方の本当の意味を理解すること、そして日本人社会の中で自分のアイデンティティを見失わずバランスを取ること。また、企業に求めることは、一人一人の価値観や個性を尊重しようとする姿勢を示してほしい、平等にチャンスを与えること、各自に合う仕事を探し、人を大事に育ててほしいということでした。企業側と外国人が相互に歩み寄り、対話をすることの大切さを訴えかけていました。