多文化ぷらす「わたしと料理と多文化交流」 ~在住外国人と語り合う~

8月22日(日) @吹田歴史文化まちづくりセンター浜屋敷
共催:特定非営利活動法人 吹田歴史文化まちづくり協会

多様な背景をもった方々のお話しを聞き、語り合い、多文化共生の社会ついて一緒に考えるイベント「多文化ぷらす」を開催しました。  
講師は、「世界の料理 ピロギ・ジャパン」のビクトリアさん(ロシア)と張さん(中国)とファティメさん(イラン)です。世界の料理ピロギ・ジャパンは外国人がシェフとなってその国の家庭料理を教え、料理を通じて多文化交流をしているグループです。
日本語教室で出会った友人たちと「友だちをつくりたい」「人の役に立ちたい」という思いからピロギ・ジャパンを立ち上げ、現在にいたるまでの色々なエピソードを話していた だきました。
料理教室を運営していく上で、会場手配をするのに言葉の面で行き違いがあったり、多言語にわたるレシピの翻訳の難しさ、教室までの準備や日本語学習者同士のミーティングの大変さなど、立ち上げ当初は山あり谷ありだったとのことです。そこへ日本人メンバーも加わり、料理を通した交流 の場としてたくさんの人が楽しく美味しく参加するようになりました。  
今では講師として母国の料理を教える張さんとファティメさんですが、日本に来るまでは料理をほとんどしたことがなかったと聞いて驚きです。  
異なる文化を理解するということは、その文化の独自性を知ることだけではなく、自文化を見つめ直すことでもあります。日本とは大きく違っている一方、共通点もあり、そういった見方もまた異文化理解の楽しみ方の1つかもしれないと思いました。